替銭屋(読み)カエセンヤ

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精選版 日本国語大辞典 「替銭屋」の意味・読み・例文・類語

かえせん‐やかへセン‥【替銭屋】

  1. 〘 名詞 〙 中世、為替を取り扱った金融業者。替屋・割符(さいふ)屋ともいう。相当の資力をもった商人が、交通要地で業務を行なった。
    1. [初出の実例]「替銭屋針屋也、加州使者先日令上京候」(出典石山本願寺日記‐証如上人日記・天文一二年(1543)一〇月三〇日)

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「替銭屋」の解説

替銭屋
かえせんや

替屋・割符屋(さいふや)とも。中世の為替業者。海陸交通の要地にあって,為替手形である割符の振出しとその支払いを取り扱った。専業者ではなく,有力な商人が兼業したものとするのが通説

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