資力(読み)シリョク

精選版 日本国語大辞典 「資力」の意味・読み・例文・類語

し‐りょく【資力】

  1. 〘 名詞 〙
  2. もととなる力。原動力。〔董仲舒‐賢良策〕
  3. 資本を出しうる力。事業などを遂行するための経済的な能力。財力。
    1. [初出の実例]「親友知己より資力の助けを得たりしかば」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
    2. 「成程此翁の資力あってこそと頷かれる」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉一〇)
    3. [その他の文献]〔魏志‐鍾会伝〕
  4. 法律で、財産上の支払能力。
    1. [初出の実例]「債権の売主か債務者の資力を担保したるときは契約の当時に於ける資力を担保したるものと推定す」(出典:民法(明治二九年)(1896)五六九条)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「資力」の読み・字形・画数・意味

【資力】しりよく

財力。

字通「資」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android