最大仕事(読み)サイダイシゴト

化学辞典 第2版 「最大仕事」の解説

最大仕事
サイダイシゴト
maximum work

系が一つ状態からほかの状態へ変化するとき,外界に対してなす最大仕事.系の変化の方法には無限に多くの方法がありうるが,その変化が可逆的に行われるときに最大の仕事をする.逆に系の変化のとき外界から仕事がなされる場合は,その変化が可逆的に行われるときに,仕事は最小となる.[別用語参照]可逆変化

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「最大仕事」の意味・わかりやすい解説

最大仕事
さいだいしごと
maximum work

最小仕事符号を変えたもの。すなわち,与えられた条件もとで,熱力学系が1つの平衡状態から他の平衡状態に移るとき,系が外になしうる仕事の最大量をいう。最大仕事では,系からどれだけの仕事を引出せるかという実用的な見方根底にある。

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