月ロケット(読み)つきロケット

精選版 日本国語大辞典 「月ロケット」の意味・読み・例文・類語

つき‐ロケット【月ロケット】

  1. 〘 名詞 〙 ( ロケットは[英語] rocket ) 月を目標にして打ち上げられる探査機とその打上げ用ロケット。最初のものは一九五九年に打ち上げられたソ連(現ロシア)のルナ一号。
    1. [初出の実例]「月ロケットの時代に、そういうの、あんまりはやらんですわ」(出典:ぽんこつ(1959‐60)〈阿川弘之〉山掘り)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「月ロケット」の意味・わかりやすい解説

月ロケット
つきロケット
moon rocket

月の研究,探査,開発のために打上げられるロケットの総称無人有人がある。前者ではアメリカレンジャールナオービターを打上げたアトラス=アジェナ・ロケットやソ連のゾンド型,ルナ型などがあり,後者では,アメリカのアポロ宇宙船を打上げたサターンV型ロケットがある。そのときどきで,打上げ用ロケットだけをさす場合と,探査機本体も含めていう場合とがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android