月岡勝三郎(読み)ツキオカ カツサブロウ

20世紀日本人名事典 「月岡勝三郎」の解説

月岡 勝三郎(2代目)
ツキオカ カツサブロウ

昭和期の工芸家



生年
明治38(1905)年12月11日

没年
昭和51(1976)年1月6日

出生地
東京・神田

本名
月岡 仙太郎

経歴
幼時から父親に切金砂子の技術指導を受け、昭和3年初代の死去をうけ2代目を継承。31年日本伝統工芸展に初入選し、正会員となる。東京芸術大学、愛知県立芸術大学武蔵野美術大学、女子美術大学の講師を務めた。主要作品に明治宮殿東車寄の戸襖、壁張りの金雲形砂子、霞砂子蒔、鎌倉円覚寺白竜誕生の砂子蒔などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「月岡勝三郎」の解説

月岡勝三郎(2代) つきおか-かつさぶろう

1905-1976 昭和時代の工芸家。
明治38年12月11日生まれ。父の初代月岡勝三郎から切金砂子(きりかねすなご)の技術をまなび,昭和3年2代をつぐ。31年日本伝統工芸展に初入選,正会員となる。東京芸大,武蔵野美大などの講師をつとめた。昭和51年1月6日死去。70歳。東京出身。本名は仙太郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android