月徳(読み)ゲットク

デジタル大辞泉 「月徳」の意味・読み・例文・類語

げっ‐とく【月徳】

暦注の一。万事に吉とされる日。月徳日。

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精選版 日本国語大辞典 「月徳」の意味・読み・例文・類語

げっ‐とく【月徳】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 月の徳。また、皇后の徳。〔管子四時
  3. 古暦で、吉日一つ。月徳日のこと。月徳とはその月の徳(善)神の意で、その神のいる日がこれに当たる。正・五・九月は丙の日、二・六・一〇月は甲の日、三・七・一一月は壬の日、四・八・一二月は庚の日。がっとく。
    1. [初出の実例]「満とは則板元の、蔵入いはふ天恩月徳(ゲットク)」(出典人情本春色梅児誉美(1832‐33)初)
    2. [その他の文献]〔協紀弁方書‐義例三・月徳〕

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