故事成語を知る辞典 「月日は百代の過客」の解説 月日は百代の過客 人生を旅にたとえたことば。 [使用例] 人生はすなわち旅でございます、月日は百代の過客にして……と古文にもうたってございます通りに[中里介山*大菩薩峠|1913~41] [由来] 江戸時代の俳人、松尾芭ば蕉しょうの「おくのほそ道」の冒頭から。「月日は百代の過客にして、行き交ふ年もまた旅人なり(月日は永遠の旅人であり、やってきては過ぎていく年も旅人である)」とあります。これは、八世紀、唐王朝の時代の中国の詩人、李り白はくの文章を踏まえたもの。李白の文章は、「天地は万物の逆げき旅りょにして、光陰は百代の過客なり(天地はあらゆるものを泊める宿屋であり、時の流れは永遠の旅人である)」となっています。なお、「百代」は「ひゃくだい」とも、「過客」は「かきゃく」とも読みます。 出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報 Sponserd by