月経困難(読み)げっけいこんなん

百科事典マイペディア 「月経困難」の意味・わかりやすい解説

月経困難【げっけいこんなん】

月経の随伴症状(腰痛,下腹痛と膨満感,疲労感,倦怠(けんたい),頭痛,頭重,めまい,食欲不振,動悸(どうき),吐き気,不眠その他)が異常に強度な場合をいう。骨盤内に器質的病変が認められないものを原発性(機能的)月経困難と呼び,子宮内膜症,子宮内膜炎,子宮腺筋症,子宮後屈,卵巣嚢腫(のうしゅ)などの子宮や卵巣の異常が原因となるものを続発性(器質的)月経困難と呼ぶ。このうち,腰痛,下腹痛などの痛みだけを分離して月経痛と呼ぶ。月経期には子宮内膜が剥離するさい,プロスタグラディンというホルモンが子宮筋を刺激し,陣痛様の収縮が起こるが,原発性の場合はこの収縮が非常に強くなるのが原因と考えられ,治療は,プロスタグラディンの合成を抑制する薬剤の使用を主とする。続発性の場合は,基礎となる疾患の治療が必要。
→関連項目月経異常

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