日本歴史地名大系 「月館村」の解説 月館村つきたてむら 宮城県:気仙沼市月館村[現在地名]気仙沼市 切通(きりどおし)・下新田(しもしんでん)・松川前(まつがわまえ)・松川(まつがわ)・内松川(うちまつがわ)・早稲谷(わせや)・芳(よし)ノ口(くち)・角地(かくじ)・細尾(ほそお)・塚沢(つかざわ)・関根(せきね)・台(だい)・下八瀬(しもやつせ)、古町(ふるまち)三―四丁目月立とも書く。鹿折(ししおり)村の西に位置し、北と西は気仙郡(現岩手県陸前高田市)、南は気仙沼本郷・新城(しんじよう)村。村域のほとんどは北上山地に深く入込んだ山林地帯であり、集落は土陸(どろく)川(気仙沼川とも。現大川)に流入している八瀬川と松川の流域にできた谷間のわずかな平地に点在している。そのため畑地が多く、水田は八瀬川や松川の下流に少々広がるにすぎない。寛永一九年(一六四二)の検地の際、独立村となる(安永風土記)。 月館村つきだてむら 岩手県:二戸郡一戸町月館村[現在地名]一戸町月館二ッ石(ふたっいし)川中流に沿い、東は中里(なかさと)村。「内史略」の「往古九戸政実領知二万石」のうちに村名がみえる。正保国絵図に村名がみえ、高一三三石余。「雑書」承応三年(一六五四)三月九日条によれば、河野忠左衛門は「二戸郡之内月館村・白鳥村・似鳥村此三ケ所ニて百五拾石」を拝領している。天和二年(一六八二)の惣御代官所中高村付では蔵入高八石八斗余で、七ヵ年平均の免は一ツ三分。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by