有る時払いの催促なし(読み)アルトキバライノサイソクナシ

デジタル大辞泉 「有る時払いの催促なし」の意味・読み・例文・類語

ときばらいの催促さいそくなし

借金返済について、お金の余裕があるときに返せばよく、催促もいっさいしないということ。最も寛大な返済条件をいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「有る時払いの催促なし」の解説

有る時払いの催促なし

金銭貸借に際し、返済期限を定めず、借り手は都合がついた時に返済すればよく、また貸し手も催促をしないという条件。

[使用例] 誰もが、何一つ督促がましいことは言わず、一種の「ある時払いの催促なし」みたいなものだから日々苦しむというようなことはないが、相手好意が分かるだけに、いっそうその厚意に報いたいと思う[渡辺淳一*花埋み|1970]

[解説] 信頼関係に基づくきわめて寛大な返済条件で、近代以前には広く行われていました。

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