有吉義弥(読み)アリヨシ ヨシヤ

20世紀日本人名事典 「有吉義弥」の解説

有吉 義弥
アリヨシ ヨシヤ

昭和期の実業家 元・日本郵船社長;元・ネッスル日本会長。



生年
明治34(1901)年11月4日

没年
昭和57(1982)年9月7日

出生地
神奈川県

学歴〔年〕
東京帝大法学部法律学科〔大正14年〕卒

経歴
日本郵船に入社戦中の昭和17年船舶運営局に出向戦後の占領時代には、商船管理委員会理事長を務めた。28年日本郵船に復帰、常務、副社長を経て、40年社長、46年会長。のちネッスル日本会長。ほかに日本船主協会会長、日蘭協会会長などを歴任。日本のコンテナ輸送の幕を開いた海運界“中興の祖”。また53年3月には経済協力開発機構の民間経済諮問委員会委員長に日本人として初めて就任、英語でジョークを話せる日本人として知られた国際派。著書に「海運五十年」、江戸川柳研究書「花と柳」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「有吉義弥」の解説

有吉義弥 ありよし-よしや

1901-1984 昭和時代の実業家。
明治34年11月4日生まれ。有吉忠一長男。日本郵船にはいり,戦艦大和(やまと)・武蔵(むさし)の建造用資材の極秘輸送にあたる。戦後は商船管理委員会理事長となり,海外在留邦人の帰還促進につとめる。昭和28年日本郵船に復帰し,40年社長。日本最初のコンテナ専用船を就航させた。昭和59年9月7日死去。82歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「海運五十年」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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