有脇村(読み)ありわきむら

日本歴史地名大系 「有脇村」の解説

有脇村
ありわきむら

[現在地名]半田市稲穂いなほ町・有脇町・石塚いしづか町・上定光かみじようこう町・みどりおか

東は海に面し、南は亀崎かめざき村と乙川おつかわ村に接する。集落の南旧道付近に縄文早期の念仏坂ねんぶつざか遺跡(有脇町)がある。「寛文覚書」によると概高三八〇石余、新田元高三石余、両者合わせて田二〇町四反余・畑五町三反余。家数四五、人数三〇一。塩浜二町五畝余で定納米を納めている。「地方古義」では「有脇村塩浜三町六反六畝六歩、上納米六石三斗九升六合」としており、このうち寛延三年(一七五〇)よりの新塩浜一町六反六畝余としている。「徇行記」は

<資料は省略されています>

と記している。天保村絵図によると、村の中央を南北街道が通り、西側海岸線に沿って亀崎村から藤江ふじえ(現知多郡東浦町)に至る道が通り、集落はこの二つの往来道の間にある道を中心に形成されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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