20世紀日本人名事典 「有馬大五郎」の解説
有馬 大五郎
アリマ ダイゴロウ
昭和期の音楽教育家,作曲家 NHK交響楽団副理事長;国立音楽大学名誉学長。
- 生年
- 明治33(1900)年9月12日
- 没年
- 昭和55(1980)年10月3日
- 出生地
- 兵庫県神戸市
- 学歴〔年〕
- ウィーン国立音楽院作曲科卒,ウィーン大学哲学科卒
- 学位〔年〕
- Ph.D.(ウィーン大学)〔昭和9年〕
- 主な受賞名〔年〕
- 放送文化賞(第8回),フランツ・シャルク・メダル
- 経歴
- 大正14年渡欧しウィーンに学ぶ。昭和8年帰国し、11年より東京高等音楽院(現・国立音楽大学)に勤務。新交響楽団(現・NHK交響楽団)の運営に力を入れ、17年理事、36年副理事長となる。また25年から54年まで国立音楽大学学長を務め、音楽教育に尽力した。没後、NHK交響楽団育成の功績を記念し、56年有馬賞が創設された。著書に「音楽辻説法」「ヘテロフォニー音楽への関心」など、また交響曲、合唱曲、ピアノ曲などの作曲作品がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報