朔幣(読み)サクヘイ

デジタル大辞泉 「朔幣」の意味・読み・例文・類語

さく‐へい【×朔幣】

中世ころまで多くみられた行事で、毎月朔日ついたち神社に奉幣したこと。国司が行うもの、神社自身が行うもの、また、春日神社のように氏人たる藤原氏が行うものがあった。さっぺい。

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精選版 日本国語大辞典 「朔幣」の意味・読み・例文・類語

さく‐へい【朔幣】

  1. 〘 名詞 〙 毎月の朔日(ついたち)に神に幣帛(へいはく)を奉ること。また、その幣帛。国司が郡内の神社に奉幣するもの、神社自身が行なうもの、また、春日神社のように氏人たる藤原氏が行なうものがあった。
    1. [初出の実例]「神拝も浮かし、朔幣なども被止て後、社(やしろ)倒れ失て、人参る事も絶て」(出典今昔物語集(1120頃か)一九)

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