日本歴史地名大系 「朝倉八幡宮」の解説 朝倉八幡宮あさくらはちまんぐう 山口県:山口市下宇野令村朝倉八幡宮[現在地名]山口市朝倉町兄弟(おとどい)山の西南麓に鎮座。祭神は応神天皇・神功皇后・三女神。旧村社。社伝によれば、貞観元年(八五九)豊前国宇佐(うさ)八幡宮(現大分県宇佐市)を山城国男山(おとこやま)(現京都府八幡市)へ勧請した時の行宮であったという。文明三年(一四七一)大内政弘の時、上宇野令の今(かみうのりようのいま)八幡宮へ合祀遷座したが、なお旧地にも祠官を留め置いて祭祀を行わせた。山口今八幡文書(「寺社証文」所収)に「当社八幡宮、往古ノ社号ハ防州吉敷郡ニ朝倉八幡宮是也、(中略)貞観年中朝倉ノ郷内糸米村ニ鎮座」とある。「注進案」によれば神殿は三間に四間で茅葺、拝殿は五間に四間、舞殿は四間に四間半、通夜所は五間に三間、いずれも茅葺であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by