朝吹常吉(読み)アサブキ ツネキチ

20世紀日本人名事典 「朝吹常吉」の解説

朝吹 常吉
アサブキ ツネキチ

明治〜昭和期の実業家 三越社長;帝国生命保険社長。



生年
明治11(1878)年5月

没年
昭和30(1955)年3月10日

出生地
東京・三田

学歴〔年〕
慶応義塾理財科〔明治29年〕卒

経歴
三井財閥の実業家英二の長男。イギリスに留学、明治34年日本銀行に入ったが、39年退社。三井物産、鐘紡などに勤めた後、大正2年三越呉服店常務取締役となり、14年帝国生命保険(朝日生命の前身)社長に就任。その間、東京芝浦電気、王子製紙、台湾製糖など三井系の重役を兼務した。昭和18年帝国生命社長を辞任、三越の社長、会長を一時務めた。磯子夫人とテニス普及にも尽力、大正11年には日本庭球協会を創立した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「朝吹常吉」の解説

朝吹常吉 あさぶき-つねきち

1878-1955 明治-昭和時代の実業家。
明治11年5月生まれ。朝吹英二の子。イギリス留学後,日銀,三井物産などに勤務,大正2年三越呉服店常務となる。14年帝国生命保険(現朝日生命)の社長に就任。この間11年日本庭球協会を創立し,テニスの普及につくした。昭和30年3月10日死去。76歳。東京出身。慶応義塾卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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