朝鮮半島有事密約(読み)チョウセンハントウユウジミツヤク

デジタル大辞泉 「朝鮮半島有事密約」の意味・読み・例文・類語

ちょうせんはんとうゆうじ‐みつやく〔テウセンハンタウイウジ‐〕【朝鮮半島有事密約】

昭和35年(1960)1月の日米安保条約改定の際に日米政府間で交わされた密約朝鮮半島有事が発生した場合、在日米軍が日本国内の米軍基地を使用して事前協議なしに直ちに出撃できるとした。平成21年(2009)9月から平成22年(2010)3月にかけて外務省の調査チームと有識者委員会がそれぞれ調査・検証を行った密約問題の一つ。密約の内容を裏付ける議事録が発見されたことから、調査チーム・有識者委員会とも密約があったことを認定した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android