デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木下嘉久次」の解説 木下嘉久次 きのした-かくじ 1844-1864 幕末の武士。天保(てんぽう)15年4月生まれ。木下慎之助(しんのすけ)の兄。土佐高知藩の郷士。野根山岩佐関所の番頭(ばんがしら)。元治(げんじ)元年7月清岡道之助らが高知藩に攘夷(じょうい)の建言をくわだてた際,関所を集結場所に提供し,書面提出の任にあたる。のち捕らえられ,同年9月5日奈半利(なはり)河原で処刑された。21歳。名は秀定。通称ははじめ庫之助。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例