木代村(読み)きしろむら

日本歴史地名大系 「木代村」の解説

木代村
きしろむら

[現在地名]豊能町木代

能勢のせ郡に属し、川尻かわしり村の東に位置する山村。木代川が西流し、川尻村との境界線となっている余野よの川に合流する。余野川沿いに余野道(摂丹街道)が通る。近世には上株・中株・下株の三地区に分れていた。中世は木代庄として推移。天正一六年(一五八八)島津義久の在京賄料所となり、同年七月五日の豊臣秀吉朱印状(島津家文書)に「一 五百四拾弐石七斗摂州能勢郡内木代村」と記される。文禄三年(一五九四)一〇月には弟義弘の領地となったが、知行宛行に際し検地が行われ、八二一石余が打出されている(同年一〇月一七日「豊臣秀吉朱印状」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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