木屋町通(読み)きやまちどおり

日本歴史地名大系 「木屋町通」の解説

木屋町通
きやまちどおり

慶長一六年(一六一一)から一八年にかけての高瀬たかせ川開削に伴い、その東岸に開かれた南北の通り。現中・下京区貫通。宝暦一二年(一七六二)刊「京町鑑」には「北二条通より南五条迄」と記す。「坊目誌」は開通年次を「四条以北は慶長十六年、四条一町以南は寛文十年に開通す」とする。

京雀」には二条下ルより四条までの町名しかみえないが、「京雀跡追」には、町名は「京雀」同様ながら続けて、「此南四条中島にて行あたり、其小ばしを西へわたり、川はたに付下りけれは、上のことく川すぢにこり木町つゞきてあるなり、これ五条まつはらにて行あたる」とみえ、四条以南の高瀬川西岸に後の西木屋町通の開通が知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android