日本歴史地名大系 「木嶋神社」の解説 木嶋神社このしまじんじや 京都市:右京区太秦門前村木嶋神社[現在地名]右京区太秦森ヶ東町太秦(うずまさ)の東方、御室(おむろ)川(鳴滝川)の西に鎮座。祭神は天之御中主(あめのみなかぬし)神ほか四神。正称は木嶋坐天照御魂(このしまにますあまてるみたま)神社。「延喜式」神名帳の葛野(かどの)郡に「木嶋坐天照御魂(コノシマニマスアマテルミムスビ)神社名神大、月次相嘗新嘗」とある。旧郷社。秦氏ゆかりの神社で「京都府地誌」は推古天皇一二年の勧請とする。確実な史料では「続日本紀」大宝元年(七〇一)四月三日条に「勅山背国葛野郡月読神、樺井神、木嶋神、波都賀志神等神稲、自今以後給中臣氏」とみえるのが早い。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報