正一位(読み)ショウイチイ

デジタル大辞泉 「正一位」の意味・読み・例文・類語

しょう‐いちい〔シヤウイチヰ〕【正一位】

諸王および諸臣に与えられる最高位位階
明治以前、神社に与えられた最高位の神位。また、特に稲荷神社のこと。

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精選版 日本国語大辞典 「正一位」の意味・読み・例文・類語

しょう‐いちいシャウイチヰ【正一位】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 令制で臣下に与えられる位階のうちの最高位。
    1. [初出の実例]「正一位」(出典:令義解(718)官位)
  3. 神社に与えられる神位のうちの最高位。正一位稲荷神社など。稲荷神社の別称となることもある。
    1. [初出の実例]「裏店(うらだな)のずっとはずれに正一位」(出典:雑俳・川傍柳(1780‐83)四)

おおき‐ひとつのくらいおほきひとつのくらゐ【正一位】

  1. 〘 名詞 〙 令制における位階(文位)の一つで、四品の下、従一位の上。しょういちい。おおいひとつのくらい。
    1. [初出の実例]「御息所の御母、藤原の祉子ときこえ給ふも、おほきひとつのくらゐ贈りまさせ給ふ」(出典:今鏡(1170)二)

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