木村荘十(読み)キムラソウジュウ

デジタル大辞泉 「木村荘十」の意味・読み・例文・類語

きむら‐そうじゅう〔‐サウジフ〕【木村荘十】

[1897~1967]小説家東京の生まれ。洋画家木村荘八しょうはち異母兄に当たる。満州新聞記者出版社経営を経験し、作家となる。正義感に満ちた大衆小説執筆。「雲南守備兵」で直木賞受賞。他に「血縁」「わらう自画像」など。

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20世紀日本人名事典 「木村荘十」の解説

木村 荘十
キムラ ソウジュウ

昭和期の小説家



生年
明治30(1897)年1月12日

没年
昭和42(1967)年5月6日

出生地
東京・神田

学歴〔年〕
慶応義塾大学中退

主な受賞名〔年〕
サンデー毎日大衆文芸賞(第11回)〔昭和7年〕「血縁」,直木賞(第13回)〔昭和16年〕「雲南守備兵」

経歴
大正6年第一次世界大戦中に渡英。休戦後帰国し満州日日新聞政治部長、満蒙評論社経営などを経て、昭和7年「血縁」でサンデー毎日文芸賞を、16年「雲南守備兵」で直木賞を受賞。他の作品に「嗤う自画像」「積乱雲」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木村荘十」の解説

木村荘十 きむら-そうじゅう

1897-1967 昭和時代の小説家。
明治30年1月12日生まれ。木村荘平の10男。満州(中国東北部)にわたり新聞記者,雑誌経営者をへて作家となる。昭和16年「雲南守備兵」で直木賞。ほかに「嗤(わら)う自画像」など。昭和42年5月6日死去。70歳。東京出身。慶大中退。

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