木村荘重(読み)キムラ ムラシゲ

20世紀日本人名事典 「木村荘重」の解説

木村 荘重
キムラ ムラシゲ

昭和期の社会運動



生年
明治40(1907)年6月24日

没年
昭和57(1982)年10月7日

出生地
島根県美濃郡美濃村有田(現・益田市)

旧姓(旧名)
中島

経歴
農業に従事していたが、大正15年呉海兵団機関兵として入団。昭和4年頃から共産党に関係して運動を続け、7年共産党に入党。同年の熱海事件で検挙され懲役4年に処せられた。戦後は共産党の再建運動に従事し、21年木部村長となる。25年朝鮮戦争反対運動で進駐軍に逮捕され重労働4年に処せられ、27年釈放後は農業に従事した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木村荘重」の解説

木村荘重 きむら-むらしげ

1907-1982 昭和時代の社会運動家。
明治40年6月24日生まれ。呉(くれ)海兵団に入隊,共産党員影響をうけて昭和7年機関紙「聳(そび)ゆるマスト」配布活動などに参加。同年入党,検挙され懲役3年。戦後,21年郷里の島根県木部(きべ)村長,25年朝鮮戦争反対のビラ配布で重労働4年。昭和57年10月7日死去。75歳。旧姓は中島。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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