木船新田村(読み)きぶねしんでんむら

日本歴史地名大系 「木船新田村」の解説

木船新田村
きぶねしんでんむら

[現在地名]浜北市貴布祢きぶね

長上ながのかみ郡に所属。木船村を囲んで、馬込まごめ川上流左岸に位置する。寛永二年(一六二五)七月旗本近藤秀用が木船新田の高一二五石余を与えられている(記録御用所本古文書)。しかし正保郷帳では木船村に含まれていた。公的にはその後に分村し、元禄郷帳では高二二〇石余。領主変遷は木船村に同じ。天保郷帳では高二二四石余。当村は川床跡の荒地畑地として開発した村で、畑作木綿・芋・豆・小豆・麦・稗・たばこなどを作り、とくに木綿は年貢の対象となった(伊藤家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android