末造(読み)バツゾウ

デジタル大辞泉 「末造」の意味・読み・例文・類語

ばつ‐ぞう〔‐ザウ〕【末造】

末の世。末世。また、末期
幕府―の江戸の町に生れて」〈鴎外半日

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「末造」の意味・読み・例文・類語

まつ‐ぞう ‥ザウ【末造】

〘名〙 (「礼記‐郊特牲」の「諸侯之有冠礼、夏之末造也」による。「造」は時代の意) 末の世。末世。また、末期。ばつぞう。
※半日(1909)〈森鴎外〉「幕府末造の江戸の町に生れて育った」

ばつ‐ぞう ‥ザウ【末造】

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普及版 字通 「末造」の読み・字形・画数・意味

【末造】まつぞう(ざう)

末世。時代の終わり。〔儀礼、士冠礼〕侯の冠禮るは、夏の末なり。

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