本床(読み)ホンドコ

デジタル大辞泉 「本床」の意味・読み・例文・類語

ほん‐どこ【本床】

本式床の間形式。床柱面取りした角材を用い、床柱と床框とこがまちは共木で作り、床框漆塗りとし床内部は畳敷きで、違い棚つけ書院とを設ける。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「本床」の意味・読み・例文・類語

ほん‐どこ【本床】

  1. 〘 名詞 〙 本式の床の間。床柱は角材を用い、床框(とこがまち)を漆塗とし、床に畳を敷き、床の脇に棚を付属させたもの。
    1. [初出の実例]「枕箱からかんしゃくを引出すからは中の上か本床(ホンドコ)かてうしをなげる用心しろ」(出典洒落本・意妓口(1789‐1801頃)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

家とインテリアの用語がわかる辞典 「本床」の解説

ほんどこ【本床】

本式に作ってある床の間。畳敷きで柱には面取りをした角材を用い、前端には床框(とこがまち)(床の間の畳の端を隠す化粧横木)、脇に違い棚付け書院を備えたもの。

出典 講談社家とインテリアの用語がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android