デジタル大辞泉 「本有」の意味・読み・例文・類語 ほん‐う【本有】 《連声れんじょうで「ほんぬ」とも》仏語。1 本来的な存在。初めから有ること。2 四有しうの一。生まれてから死ぬまでの身。 ほん‐ぬ〔‐ウ〕【本有】 「ほんう」の連声れんじょう。 ほん‐ゆう〔‐イウ〕【本有】 [名](スル)生まれながらに備えていること。固有。生得。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「本有」の意味・読み・例文・類語 ほん‐う【本有】 〘名〙 (連声で「ほんぬ」とも発音する) 仏語。① 本来的な存在。② 本来そなわっていること。生まれつきそなわっていること。本来固有のもの。※勝鬘経義疏(611)法身章「此滅諦是本有。故言二無始一」 〔法華玄義‐七・下〕③ 四有(しう)の一つ。生まれてから死ぬまでのあいだ。生有・死有・中有に対していう。※伝光録(1299‐1302頃)商那和修尊者「本有をすて、当有にいたらざる間を名づけて中有とす」 ほん‐ゆう ‥イウ【本有】 〘名〙① 本来有すること。生まれながらに備え持っていること。固有。〔現代日用新語辞典(1920)〕② ⇒ほんう(本有) ほん‐ぬ ‥ウ【本有】 〘名〙 (「ほんう」の連声) =ほんう(本有) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報