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本美濃紙

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

本美濃紙

美濃では手漉き和紙や機械漉き和紙の生産が盛んだ。手漉き和紙のうち、原料はコウゾのみを使い、「そぎつけ」と呼ばれる特殊な竹簾(たけす)での漉きや板干しなど伝統的な製法で作られたものが本美濃紙とされる。温かな紙色や整然とからみあった繊維の美しさなどが特長。ユネスコ無形文化遺産には「細川紙」(埼玉県小川町、東秩父村)と「石州半紙」(島根県浜田市)とともに「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」として登録された。

(2016-05-29 朝日新聞 朝刊 岐阜全県・1地方)

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デジタル大辞泉の解説

ほん‐みのし【本濃紙】

美濃紙の一。コウゾを原料とし、抄造(しょうぞう)トロロアオイを用いて伝統的な製法でつくられる和紙。
[補説]国の重要無形文化財。また、平成26年(2014)「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」の名称で、細川紙石州半紙とともにユネスコ無形文化遺産に登録された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の本美濃紙の言及

【楮紙】より

…那須楮は茨城県北部の久慈郡大子町を中心とした久慈川流域で産出され,繊維は比較的細くて短く,繊細であるため,それを原料とした紙は温かみのある緻密(ちみつ)な紙肌となる。那須楮を使う紙は地元の西の内紙,程村紙(ほどむらがみ)のほか,越前奉書や本美濃紙(ほんみのし)などがある。本来,越前奉書は地元のコウゾや加賀楮,本美濃紙は津保草(つぼくさ)とよばれる地元のコウゾを使っていたものだが,現在は絶えてしまったので,よく似た性質の那須楮で代用している。…

【美濃紙】より

…そのほか多くの紙を漉くが,総じていえば,コウゾの薄紙を漉くのに巧みである。現在,直紙の伝統をひく本美濃紙および在来書院,改良書院などの高級障子紙のほか,型紙原紙,表具用紙,書画用紙,箔合紙(はくあいし)(三椏紙(みつまたがみ)),謄写版原紙(雁皮紙(がんぴし)),美術紙などを漉く。1969年に重要無形文化財〈本美濃紙〉が指定され,その保持団体として本美濃紙保存会が認定されている。…

※「本美濃紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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