事典 日本の地域ブランド・名産品 「美濃和紙」の解説
美濃和紙[紙工芸・和紙]
みのわし
美濃市で製作されている。正倉院文書に奈良時代の戸籍用紙が美濃和紙であったという記録が残っている。鎌倉時代から普及し、全国的に広まった。流し漉きと呼ばれる製法で、漉きむらのない縦・横に繊維の絡んだ紙ができる。薄い紙でも布のように丈夫で美しい。障子紙や保存文書の用紙などに最適。1985(昭和60)年5月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報