朱傘(読み)シュガラカサ

デジタル大辞泉 「朱傘」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐がらかさ【朱傘】

朱傘しゅがさ」に同じ。

しゅ‐がさ【朱傘】

地紙朱色に染めた長柄の差し傘。戸外法会儀式などで、導師などに後ろから差しかざして日よけ用とする。また、室町時代には貴人にも用いた。しゅがらかさ。

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精選版 日本国語大辞典 「朱傘」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐がさ【朱傘】

  1. 〘 名詞 〙 地紙を朱色に染めたさし傘。長柄をつけ、戸外の法会儀式などで、導師などにさしかざして日をよける用とした。また、貴人などもこれを用いた。しゅがらかさ。大傘。
    1. 朱傘〈万金産業袋〉
      朱傘〈万金産業袋〉
    2. [初出の実例]「かみげのごとくにくるひまはるは、ただすいきゃうや、かほはしゅがさのあかきは、さるのさんわうまつりか」(出典:虎明本狂言・祐善(室町末‐近世初))

しゅ‐がらかさ【朱傘】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しゅからかさ」とも ) =しゅがさ(朱傘)日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「あかき物のしなじな〈略〉朱つぼ、朱がらかさ」(出典:仮名草子・尤双紙(1632)上)

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