朱殷(読み)しゅあん

精選版 日本国語大辞典 「朱殷」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐あん【朱殷】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「あん」は「殷」の、赤黒色の意の場合の漢音 ) 黒みがかった赤。黒ずんだ朱色。赤黒色。
    1. [初出の実例]「義満視其鎧馬朱殷、壮之、手賜佩刀」(出典日本外史(1827)七)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐成公二年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「朱殷」の読み・字形・画数・意味

【朱殷】しゆあん

赤黒い血の色。唐・李華古戦場を弔ふ文〕秦、長し、(かぎ)りて關と爲し、生民を毒(とどく)し、里朱殷たり。

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