朴斉家(読み)ぼくせいか(その他表記)Pak Che-ga

改訂新版 世界大百科事典 「朴斉家」の意味・わかりやすい解説

朴斉家 (ぼくせいか)
Pak Che-ga
生没年:1750-1815?

朝鮮,李朝時代の学者で実学の北学派の俊秀。字は次修。号は楚亭または貞蕤。密陽の人。朴趾源に師事する。詩文や書画にもすぐれていたが,正祖の信任厚く,1776年に新設された奎章閣の検書官として,李徳懋(りとくぼう),柳得恭,徐理修とともに抜擢され,これを四検書という。78年の燕行使に随行した北京旅行から帰国して《北学議》を著し,清国の農蚕牧畜城郭,宮室,舟車から甓(煉瓦)の製法にいたるまで仔細に観察し,それから学ぶことによる〈利用・厚生〉を説いた。4回にわたって北京に往来,琉璃厰の五柳居は彼との知見を求める中国人学者のたまり場となった。清の〈四庫全書〉の編纂官紀昀(きいん),金石学の大家翁方綱などと親交があった。
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