改訂新版 世界大百科事典 「密陽」の意味・わかりやすい解説 密陽 (みつよう)Milyang 韓国,慶尚南道内陸の都市。人口11万5962(2000)。洛東江が南界を画し,その支流密陽江が郡内を貫流しており,平地と水利に恵まれた嶺南地方(慶尚道)の代表的農業地帯の中心地にある。稲作をはじめ,蔬菜栽培,畜産も盛んだが,隣の昌寧と並びニンニク,トウガラシの主産地として名高い。また密陽朴氏の本貫地で,民謡《密陽アリラン》でも知られる。嶺南作物試験場があり,米の新品種〈密陽〉が創出された。京釜鉄道と道路交通を結ぶ要地にあって,商業が発達し,都市化が進んでいる。執筆者:谷浦 孝雄 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「密陽」の意味・わかりやすい解説 密陽みつよう / ミルヤン 韓国(大韓民国)、慶尚南道、大邱(たいきゅう)と釜山(ふざん)の中間に位置する市。面積799.01平方キロメートル、人口11万5787(2000)。1931年、面から邑(ゆう)に昇格。89年、市に昇格。95年、密陽郡と統合。農産物集散地、経済中心地である。おもに米、野菜、トウガラシ、リンゴの生産が多く、繊維、陶器、機械などの工業が発達しつつある。鉄道京釜(けいふ)線と国道が通過し、地方道が集結する交通の要地である。[張 保 雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
百科事典マイペディア 「密陽」の意味・わかりやすい解説 密陽【みつよう】 韓国,慶尚南道東部の田園都市。洛東江が近くを,支流密陽江が市街地を貫く。周囲は平地で水流に恵まれ,慶尚道を代表する農業地帯。稲作はじめ,蔬菜栽培,畜産などが盛ん。ニンニク,トウガラシは特産品。鉄道・道路交通も便がよく,第3次産業も発達している。民謡《密陽アリラン》発祥の地。10万6000人(2005)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by