共同通信ニュース用語解説 「杉ノ下地区の被災状況」の解説
杉ノ下地区の被災状況
宮城県気仙沼市杉ノ下地区では、1896年の明治三陸津波を免れた高台が市指定の避難場所となり、住民は避難訓練を重ねていた。2011年3月11日の東日本大震災では、高さ10メートルを超える津波が高台も襲い、住民の約3割に当たる計93人が死亡・行方不明となった。市は震災後、周辺の市有地に防災広場を整備。一角には杉ノ下遺族会の慰霊碑が立つが、管理は遺族会が担う。近くには被災した気仙沼向洋高旧校舎を保存した市の震災遺構・伝承館がある。
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