杉孫七郎(読み)スギ マゴシチロウ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「杉孫七郎」の解説

杉 孫七郎
スギ マゴシチロウ


肩書
枢密顧問官

旧名・旧姓
旧姓=植木

別名
諱=重華 号=松城

生年月日
天保6年1月16日(1835年)

出生地
長門国萩(山口県萩市)

経歴
安政2年藩校明倫館に学び、吉田松陰の薫陶を受けた。文久元年遣欧使節随行。3年久留米藩の内紛調停、元治元年四国連合艦隊の下関砲撃の講和談判、慶応元年高杉晋作ら萩急進派の鎮撫に当たり、2年長征軍に参謀として石州口に出陣、3年肥前大村、芸州と飛び、同年の討幕出兵に参謀として進発、明治元年福山、松山転戦、山口に帰った。同年山口藩権大参事、廃藩後4年宮内大丞、5年秋田県令、10年宮内大輔、15年特命全権公使を歴任し、17年宮内省2等出仕。20年子爵。27年東宮御用掛、30年枢密顧問官、39年議定官兼任。

没年月日
大正9年5月3日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

関連語 旧名

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「杉孫七郎」の解説

杉孫七郎 すぎ-まごしちろう

1835-1920 幕末-大正時代の武士,官僚
天保(てんぽう)6年1月16日生まれ。長門(ながと)(山口県)萩(はぎ)藩士。文久元年幕府の遣欧使節に随行。維新後,宮内大輔,枢密顧問官などにつく。大正9年5月3日死去。86歳。周防(すおう)(山口県)出身。本姓は植木。名は重華。字(あざな)は子華。号は松城,聴雨など。通称ははじめ徳輔。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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