日本歴史地名大系 「杉花村」の解説
杉花村
すぎはなむら
北流する小阿仁川中流右岸、流路が西に半円を描く台地上にあたり、
斎藤泰蔵氏所蔵文書に「祖父仁兵衛親仁兵衛開墾出精いたし、寛政天保と両度御竿入(中略)小郷困窮之村居ニ而年来心懸籾五拾三石相備 尚空地江漆・桑・楮等数万本植立(中略)船場之手配宜敷取計」(上小阿仁村郷土史)とあり、困窮の小村ながら、田地を切り開き、商品作物の育成に心掛けている様がうかがえる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報