杉野浦村(読み)すぎのうらむら

日本歴史地名大系 「杉野浦村」の解説

杉野浦村
すぎのうらむら

[現在地名]赤泊村杉野浦

大杉おおすぎ村の北東、北東は新保しんぼ村、北は山地大崎おおさき(現羽茂町)に接し、南は海に面する。集落は海岸に沿って直線状に並ぶ。集落地には竹名たけな・へたな・中名なかな・すげなの地名があり、地名と同じ通称をもつ家がある。これらの家は江戸期には村の重立で、語尾の「な」は中世みよう名残とも考えられる。元和三年(一六一七)の屋敷御検地帳(斉藤多嘉治氏蔵)によると、屋敷二四で名請人一八、うち一人は舟頭である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android