村山宗兵衛(読み)むらやま そうべえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「村山宗兵衛」の解説

村山宗兵衛 むらやま-そうべえ

1546-1613 江戸時代前期の鉱山師。
天文(てんぶん)15年生まれ。越前(えちぜん)(福井県)の浪人。慶長11年(1606)出羽(でわ)久保田藩(秋田県)領内院内銀山を開発し,家老渋江政光を通じて久保田藩に献上。山先証文をあたえられ,山師総支配を命じられた。慶長18年7月1日死去。68歳。初名は岡田則義。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の村山宗兵衛の言及

【院内銀山】より

…鉱床は,第三紀のレキ岩,凝灰岩などに覆われたプロピライト(変朽安山岩)中に胚胎する割れ目充てん鉱床で,数条の鉱脈からなり,自然銀,ゼイ銀鉱,濃紅銀鉱などの銀鉱物を多く含み,金を伴う。
[沿革]
 1606年(慶長11)に越前敦賀の村山宗(惣)兵衛ら4人の浪人が発見。秋田藩は宗兵衛らを山先(やまさき)(惣山中の長)として翌年から採掘を開始した。…

※「村山宗兵衛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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