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来談者中心療法 らいだんしゃちゅうしんりょうほうclient-centered psychotherapy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

来談者中心療法
らいだんしゃちゅうしんりょうほう
client-centered psychotherapy

カール・ランサム・ロジャーズが提唱した精神療法の立場と技法。従来の精神療法が診断に重点をおき,治療者が積極的に指示的態度で来談者 (相談に来る人の意で,患者など) に働きかけていたことを批判して,来談者に内在する成長への動機づけを信頼し,非指示的に接することの重要性を主張した (1942) 。この療法は,初期には児童とその親たちへのカウンセリング,次いで大学生へのカウンセリングで経験を積み,やがて統合失調症者とのかかわりによって発展した。これは,当時アメリカで急速に広まったフロイトの精神分析に対する批判という側面をもっていた。日本では 1960年代に強く支持され,一時はアメリカ以上にこの理論と技法が用いられた。

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世界大百科事典内の来談者中心療法の言及

【ロージャズ】より

…アメリカの心理学者。来談者中心療法あるいは非指示的カウンセリングの創始者。オハイオ,シカゴ,ウィスコンシン大学の教授を歴任し,アメリカ応用心理学会,アメリカ心理学会会長も務めた。…

※「来談者中心療法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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