デジタル大辞泉
「東レンネル」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ひがしレンネル【東レンネル】
1998年に登録されたソロモン諸島の世界遺産(自然遺産)。レンネル島はソロモン諸島の中でも一番南の位置にあり、環状珊瑚礁(さんごしょう)が隆起してできた世界最大の珊瑚島である。島の面積の約2割を太平洋地域で最大級の汽水湖・テガノ湖が占めており、同島の東部370km2の陸地と海岸線から3海里(約5.5km)の海域(珊瑚礁)が国立野生生物公園として自然保護区になっている。世界遺産に登録されているのは、島の南端の3分の1。この一帯は年間3000~4000mmもの降水量がある高温多湿地域で、密林に覆われ、レンネルオオコウモリやシマウミヘビ、マイマイや鳥類、ランやタコノキなど、この地域特有の動植物や稀少種が生息している。しかし近年、登録地周辺の森林の伐採が進み、生態系に影響を与えていることが確認されたことから、世界遺産委員会はソロモン諸島政府に環境影響評価の提出を求め、2013年に危機遺産リストに記載された。◇英名はEast Rennell
出典 講談社世界遺産詳解について 情報
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