東井戸堂村・西井戸堂村(読み)ひがしいどどうむら・にしいどどうむら

日本歴史地名大系 「東井戸堂村・西井戸堂村」の解説

東井戸堂村・西井戸堂村
ひがしいどどうむら・にしいどどうむら

[現在地名]天理市東井戸堂町・西井戸堂町

なかツ道(橘街道)石上いそのかみ神宮に至る丹波市たんばいち街道の交差地に位置。古代長屋ながや郷の地で、西は合場あいば村。

寛弘四年(一〇〇七)八月四日には藤原道長が金峯山きんぶせん参詣途次当地に宿泊したことが「御堂関白記」にみえ、承久元年(一二一九)の藤原姉子田地売券(内閣文庫所蔵大和国古文書)に「大和国山辺郡十一条三里卅六坪内東南角 四至限東井戸堂領」、永仁二年(一二九四)大仏灯油料田記録に「井土堂 在大和国山辺郡十一条四里卅六坪」、西大寺田園目録に「山辺郡十一条四里三坪内百八十歩畠井トタウニアリ」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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