東京乾電池

デジタル大辞泉プラス 「東京乾電池」の解説

東京乾電池

日本の劇団。1976年、オンシアター自由劇場を退団した柄本明、綾田俊樹、ベンガル結成主宰は柄本明。当初シュールでナンセンスな笑いを追及する作品が中心だったが、のちに岩松了による町内劇シリーズ、チェーホフの作品などの上演を通じて人間喜劇へと転換。所属俳優はほかに、角替和枝、高田純次など(退団者含む)。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の東京乾電池の言及

【軽演劇】より

…いずれにしても,こうした人たちは,ブラウン管の人気者であり売れ続けねば〈売れ〉ていることにはならない,という宿命を負っている。 近年の成果としては,むしろ〈60年安保〉以後,若者の人気を集めた,いわゆるアングラ劇,小劇場運動の中から,佐藤B作,花王おさむらの〈東京ヴォードヴィルショー〉(1973発足),柄本明,ベンガル,高田純次らの〈東京乾電池〉などの,〈ネオ軽演劇〉ともいうべき一派が育ったことが大きい(ここには奇しくも,戦前の軽演劇誕生の状況に相通ずるものがある)。これらのタレントが巣立った〈自由劇場〉(1966発足。…

※「東京乾電池」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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