東京額縁(読み)とうきょうがくぶち

事典 日本の地域ブランド・名産品 「東京額縁」の解説

東京額縁[その他(工芸)]
とうきょうがくぶち

関東地方東京都の地域ブランド。
台東区豊島区荒川区などで製作されている。日本で額縁が本格的につくられるようになるのは、明治時代に欧米文化の摂取なか洋画の技術が流入されてからである。当初は、指物師が木枠、仏師彫刻などと分業されていたが、1892(明治25)年になり、専門の額縁師が登場した。今では日本古来の漆技術をいかし、時代の要求に沿った新感覚のものがつくられている。東京都伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「東京額縁」の解説

東京額縁

東京都台東区、豊島区などで生産される額縁。和額、洋額があり、製造起源は明治時代に遡る。東京都により「東京の伝統工芸品」に指定されている。

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