東寺仏師職(読み)とうじぶっししき

改訂新版 世界大百科事典 「東寺仏師職」の意味・わかりやすい解説

東寺仏師職 (とうじぶっししき)

1198年(建久9)運慶が京都の東寺教王護国寺)南大門仁王像を造った際,はじめて東寺大仏師職に補任されて以来,その系統である慶派の仏師に世襲された。奈良地方の中心たる興福寺仏師職と並んで,もっとも伝統権威のある仏師職とされ,子湛慶,孫康円から引きつづき江戸時代1689年(元禄2)に没した慶派26代康祐まで記録をたどりうる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む