日本歴史地名大系 「東紋鼈村」の解説 東紋鼈村ひがしもんべつむら 北海道:胆振支庁伊達市東紋鼈村明治一五年(一八八二)二月から同三三年六月までの有珠(うす)郡の村。紋鼈村を分割し東側をもって成立。村域は現在の伊達市、有珠郡壮瞥(そうべつ)町・大滝(おおたき)村の各一部で、当初は東紋鼈村に戸長役場があった。仙台藩亘理伊達家の伊達邦成を主君とする旧家臣の移住をもって有珠郡の開拓が始まり、西紋鼈村に次いで開拓の進んだ地で、農産物は大豆・小豆・藍・亜麻などが主であった。明治一七年に室蘭警察署有珠派出所設置。同一八年七月に郡内の戸長役場が統合され、東紋鼈村に新設された有珠郡各村戸長役場が郡内各村を管轄した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報