東興野村(読み)ひがしこうやむら

日本歴史地名大系 「東興野村」の解説

東興野村
ひがしこうやむら

[現在地名]立川町狩川かりかわ

最上川左岸に位置し、江戸街道に沿う。東は清川きよかわ村、西は狩川村、南は台地、北は荒鍋あらなべ新田村正保郷帳に村名がみえ、田三七九石余・畑六二石余。正保庄内絵図(本間美術館蔵)には東興谷村とみえる。正徳四年(一七一四)の高五一〇石余(「清川組総石高」斎藤文書)弍郡詳記では高五一五石余、免五ツ三分、家数四八。寛政三年(一七九一)当時、村民の三分の一にあたる一七戸が困窮して年貢米未納となっている。なかには「弟身売、女房身売ニ而上納」という百姓もおり、大庄屋によって年貢皆済のため様々な措置が講じられた(「困窮百姓吟味之上取立明細帳」因幡文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む