デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松たか子」の解説
松たか子 まつ-たかこ
昭和52年6月10日生まれ。9代松本幸四郎の次女。7代目市川染五郎の妹。平成5年歌舞伎「人情噺文七元結」で初舞台。7年テレビドラマ「蔵」で主演。8年「NHK紅白歌合戦」の司会をつとめ,9年にはシングル「明日、春が来たら」で歌手デビュー。蜷川幸雄,野田秀樹ら演出の舞台にも出演し,ゴールデン・アロー賞(平成11年),日本アカデミー賞優秀主演女優賞(17年),読売演劇大賞優秀女優賞(17年)など多くの賞をうける。20年には「ひばり」「ロマンス」の演技で朝日舞台芸術賞,読売演劇大賞最優秀女優賞。22年「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ」でキネマ旬報ベスト・テン主演女優賞,日本アカデミー賞最優秀主演女優賞。東京出身。堀越高卒,亜細亜大中退。本名は佐橋隆子,旧姓藤間。日本舞踊名取名は松本幸華(こうか)。