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人情噺文七元結 にんじょうばなしぶんしちもっとい

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

人情噺文七元結
にんじょうばなしぶんしちもっとい

歌舞伎作品。3幕。世話物。 1902年 10月東京歌舞伎座で,5世尾上菊五郎が初演。通称『文七元結』。三遊亭円朝人情噺を榎戸賢治が脚色した。ばくち好きであるが気のよい左官長兵衛は,娘お久を吉原へ売った金を,主人の金を盗まれた申しわけに身投げしようとしている手代文七にやってしまう。

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世界大百科事典 第2版の解説

にんじょうばなしぶんしちもっとい【人情噺文七元結】

歌舞伎狂言。世話物。3幕。通称《文七元結》。榎戸賢治作。1902年10月東京歌舞伎座初演。配役は左官長兵衛を5世尾上菊五郎,女房お兼を尾上栄三郎(のちの6世梅幸),手代文七を市村家橘(のちの15世羽左衛門)など。三遊亭円朝の人情噺をもとに5世菊五郎がキメのこまかい写実芸で好評を博したが,6世菊五郎もまた独自の工夫を加えて当り役にした。本所の割下水にすむ左官屋の長兵衛,腕はめっぽうよい職人だが,大のバクチ好きで仕事をそっちのけにして借金だらけ,年の暮になっても台所は火の車,にっちもさっちもゆかない。

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