20世紀日本人名事典 「松原新之助」の解説
松原 新之助
マツバラ シンノスケ
- 生年
- 嘉永6年(1853年)
- 没年
- 大正5(1916)年12月14日
- 出生地
- 出雲国松江(島根県松江市)
- 本名
- 松原 友摂
- 別名
- 字=儀卿,号=瑜州
- 学歴〔年〕
- 東京医学校(現・東大医学部)
- 経歴
- 松江藩医山本泰安に本草学を学ぶ。明治4年19歳の時藩費生として上京、英語・ドイツ語を学ぶ。5年東京医学校に入り、ドイツ人教師ヒルゲンドルフに近代生物学を学ぶ。9年から東京医学校、11年から駒場農学校で動植物学を講ずる。傍ら、農務局御用掛を兼務。12年から2年間ドイツに留学、ベルリン大学で水産動物を研究。帰国後、農商務省技師、20年一高教授を経て、水産講習所設立に尽力し、23〜44年初代所長を務めた。著書に「植物名称一班」「植物綱目提要」「水産養殖学教科書全」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報